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スポット給湯ができる瞬間湯沸かし器とは?

瞬間湯沸かし器

スポット給湯とは、家のすべてのお湯を沸かすパワフルな給湯器とは違って主に台所・厨房・給湯室といった1つの場所でお湯を作るものです。

パワーは給湯器よりは劣りますが、1分間に5Lのお湯を作れるため、洗い物などをする分には問題ない量です。また湯沸かし器方法は瞬間式といって、その場で火を使ってお湯を温めるのですぐ使いたい時・使う分だけお湯を沸かします。

目次

  1. 1. 瞬間湯沸かし器は十分に換気をしましょう
  2. 2. ガスコンロ・レンジなどの上方には取り付けできません
  3. 3. どこでも取り付けられるの?
  4. 4. ガス接続も必要、取り付けはプロに

瞬間湯沸かし器は十分に換気をしましょう

給湯器の場合、外に取り付けられている場合は空気を外から取り込んで燃焼ガスを外へ出します。しかし瞬間湯沸かし器は屋内に取り付けるので、屋内の空気を取り込んで燃焼ガスも屋内に出します。そのため換気は必ず行いましょう。煙突式のお風呂用風呂釜を使っている家庭は、風呂釜使用時に換気してはいけないなどの、取り扱いには注意が必要です!

瞬間湯沸かし器の種類は2つ「先止め式」「元止め式」

お湯を出すときには瞬間湯沸かし器のスイッチを押します。その時に、湯沸かし器から伸びているホース(シャワー)からお湯が出るなら元止め式です。一方、飲食店などに多いかと思いますが、先止め式の湯沸かし器はあらかじめスイッチを押して給湯器を動かしておきます。そして給湯管を湯沸かし器と繋ぎ、別の位置にある蛇口からお湯がだせるのが先止め式となります。お湯をよく使うお店の厨房などではよく見かけます。またはシンク近くに設置できない状況のようなときにも使います。

どこでも取り付けられるの?

給湯器は壁や床に給湯管・給水管などを埋めなくてはならないので、もともと建っているビルの給湯室やアパート・団地・お店にはリフォームをするときぐらいでないとなかなか設置しませんが、瞬間湯沸かし器なら給水管・ガス管が通っていれば大丈夫。ですがいくつか制約もあります。

浴室内は取り付けできません

お風呂のお湯を作るようには取り付けできません。浴室内は換気状況が悪く、湿気も多いので不完全燃焼防止装置によって使うことが出来ません。

ガスコンロ・レンジなどの上方には取り付けできません

ガスコンロなども燃焼ガスが出るため、湯沸かし器の安全装置が作動してお湯が出なくなります。湯沸かし器を傷めてしまうので設置はできません。やむを得ずそこしか設置できない場合は純正カバーなどの取り付けがいるため、プロに相談しましょう。

湯沸かし器周りには十分なスペースが必要

湯沸かし器の前方は60cmあけてください。側方は20cmをあけてください。湯沸かし器は物置ではないため、物やタオルをかけたりすると給気・排気できず不完全燃焼を起こします。また火災の原因にもなるので絶対に禁物。可燃性のあるものは近くにおいてはいけません。

ガス接続も必要、取り付けはプロに

その他、細かい規定もある瞬間湯沸かし器、取り付けはきっちりと資格を持っている業者に依頼しましょう。違法に取り付けたり、無理やり取り付けると安全装置が働いてお湯が使えなくなったり、最悪の場合火事や不完全燃焼が起きてしまいます。

とはいっても、給湯器よりも手軽にお湯が使える瞬間湯沸かし器はまだまだ人気の製品ですね。

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