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目次

  1. 1. 給湯器とは?
  2. 2. 給湯器を買い替えるタイミング
  3. 3. まとめ

1.給湯器とは?

給湯器とは

家の蛇口をひねるとお湯がでてきますが、そのお湯はどこから来るかわかりますか?答えは「給湯器」。各家庭には水道管から水が供給されていますが(井戸水等は除く)、その水が給湯器の中を通る事でお湯になります。給湯器の電源が入っていれば、水が通ったことを感知してお湯になるように温めていくのです。

1-1. 給湯器ができること

一番シンプルな給湯器は、お湯を作るという機能のみです。給湯器のリモコンで出したい温度に設定しておくと、お湯が作られます。

その他には、追い焚き機能があります。追い焚き機能はお風呂にためておいたお湯または水を再び温め直す機能です。

また、自動でお湯をお風呂にためてくれるお湯はり機能があります。お湯はり機能があれば、目を離していてもお湯が浴槽から溢れることなく自動で出湯停止されるのです。自動で出湯停止されないタイプの給湯器もありますが、こちらはリモコンでお知らせ音が鳴るので手動で蛇口を締めます。

この、給湯機能、追い焚き機能、お湯はり機能が家庭の給湯器では一般的な機能となります。

1-2. 給湯器の便利な機能

「給湯機能」「追い焚き機能」「お湯はり機能」以外にも給湯器にはまだまだ便利な機能がたくさん!給湯器のメーカーが出している製品により機能は異なります。

自動たし湯機能
誰かが入ったあとのお風呂のお湯、かなり減ってしまっていていちいちお湯を足さなければならない不便さを自動たし湯機能が解決!お湯が減ったことを感知して、設定している水位までお湯が足されます。
自動配管クリーン機能
追い焚きをするときは浴槽にある追い焚き穴からお湯が出てくるのですが、お風呂のお湯を放置すると雑菌が繁殖し、追い焚き穴の中にも入ります。お湯を捨てても排出されないまま残ってしまった追い焚き穴の中のお湯もまた雑菌がついています。その雑菌が、次にお湯はり・追い焚きをしたときに一緒に出て来てしまう事から、自動配管クリーン機能が誕生。お湯を排水したときに少量の新しいお湯で追い焚き穴を洗い流してくれるため、追い焚き穴の中に古いお湯が残りません。
呼び出し・インターホン機能
お風呂からキッチンにいる家族を呼ぶための呼び出し音が鳴る機能です。操作はリモコンで行います。また通話ができるインターホン機能つきのリモコンもございます。お風呂の様子が心配なお年寄りに声がけもできます。
音楽機能
台所のリモコンに音楽プレーヤーを接続すると、台所リモコンと浴室リモコンから音楽が流れる機能です。好きな曲を聴いてよりリラックスできます。

これらの機能は給湯器が対応しているかどうか、またはリモコンの種類によっても搭載できるかが変わります。

1-3. 給湯器の国内メーカー

以前は多かった給湯器のメーカーも、合併・撤退などがありいくつかのメーカーがほとんどのシェアを占めています。

リンナイ

給湯器の分野においては、ガス給湯器、瞬間湯沸かし器、ガスと電気のハイブリッド給湯器ECO ONEを取り扱っています。ガス給湯器のトップメーカーです。ガスターは現在リンナイグループで、東京ガスのOEM製品を製造しています。

ノーリツ

ガス給湯器、石油給湯器、瞬間湯沸かし器、ガスと電気のハイブリッド給湯器を取り扱っています。ガス給湯器のトップメーカーです。ハーマンは現在ノーリツグループとなります。

パロマ

リンナイ・ノーリツに次ぐガス給湯器のメーカーです。

ナショナル(現パナソニック)

ガス給湯器事業からは撤退、電気給湯器のエコキュートを取り扱っています。

コロナ

石油給湯器、電気給湯器を取り扱っています。

長府制作所

石油給湯器、ガス給湯器を取り扱っています。

パーパス

ガス給湯器、太陽熱を給湯に利用する温水器などを取り扱っています。

2.給湯器を買い替えるタイミング

給湯器はいつまで使えるかわかりません。その理由は、使う頻度であったり置かれている環境であったり、状況により早く壊れやすくなるからです。子供が多い、3世帯家族が同居している場合では7年から8年で壊れる場合が多く、逆にお一人暮らしで出張も多い・夜はシャワーしか浴びないといった方の場合は15年以上使用できる場合もあります。

だいたいこの時期と考えておくと良いのが、給湯器の耐用年数である10年目です。

2-1. 給湯器の耐用年数は10年

給湯器の耐用年数は、10年と定められています。標準的な使用条件のもと、安全に使用できる期間として給湯器メーカーが設定しています。そのため、製造が終了してから10年がたった製品の修理部品も製造は行われません。修理部品が無くなり次第、メーカーも修理が出来ません。修理については修理費用もかかります。

2-2. 使用から10年経過した給湯器は買い替える

もしメーカー10年保証に入っているなら、10年経つ前に修理を依頼してください。保証に入っていない方で、10年経過せずに壊れたとしたら、修理費用をかけて修理しても良いでしょう。ただ、10年経過した給湯器の場合は、修理を何度も行うよりも給湯器を交換したほうがいい場合もあります。

給湯器にはお湯を作るための熱交換器、給湯器を制御している基板、温度を測るセンサー、水量を測るセンサーなどこまごました部品も多いため、修理をしてもどの部品がまた壊れるかというのがわかりません。運が悪いと修理してすぐにまた壊れてしまうなんてこともあります。

修理の費用は、出張費・技術費・材料費がかかるため、何度も行うと出費がかさみ、その後に給湯器の交換を行ったら合計金額がかなり増えてしまいます。その間使っているお湯は燃費の悪い状態で沸かしているので、余計にガス代もかかっています。

お得に交換するなら、10年目、壊れる前に交換!というのが鉄則です。

2-3. 買い替える時期

給湯器が壊れやすいのはお湯をたくさん使う「冬」!体が冷えたからお風呂に浸かろう、夏は水で洗いものをしていたけど冬は手が冷えるのでお湯で洗う、寒くなったので温水床暖房を使う、といった感じでお湯をたくさん使います。すると、給湯器もどんどんお湯を作るためにフル稼働し、結果的に壊れやすくなります。そのため、冬に壊れる前に交換しておくのが良いでしょう。また冬前に交換すると以下のようなメリットもあります。

2-3-1. 冬は業者が混む!繁忙期を避ける

冬は給湯器の交換依頼が増えるため業者はどこも手一杯!すぐにお湯が使いたいのに1週間後しか来てくれないこともあります。冬にお休みになってしまう業者の場合は、1カ月後になるパターンもあり、1カ月もお湯が使えない、しかも冬の寒い時期にとなると死活問題です。給湯器は春・夏のあたたかい時期に交換しておきましょう。

もし冬場に壊れてしまった時、すぐに交換したいときは年末年始も営業している業者に依頼しましょう。

また冬場は給湯器が高くなる傾向があります。安い給湯器が早々に売り切れてしまうこと、メーカーも製造が追いつかず納期が1カ月先になるなど。そうなると、どこの業者も安い製品の在庫がなくなってしまい高めの取り替え可能な機種しか残っていないというパターンが多いです。冬にお湯が使えなくなると、背に腹はかえられず、高い給湯器に交換するしか方法がないため、交換する前の暖かい時期にぜひ交換してください。

3.まとめ

給湯器はおもに「給湯専用」「ふろ給湯器」「給湯暖房熱源機」があり、機能が増えるほど高くなります。またメーカーはノーリツ・リンナイなど大手メーカー以外にも、独自の機能を持つ給湯器を作る会社もあり、好みでお選び頂ければと思います。もちろん、ノーリツならノーリツ、リンナイならリンナイ、とメーカーをそろえる必要はありません。メーカーが違う場合でも同じタイプの給湯器なら取り付けられます。ただし、アダプターや設置枠など幅が合わないものは純正の製品に取り替える必要があります。もちろんリモコンもそうです。交換は壊れる前、冬場は避けるようにすれば、お得に買い替えられること間違いなし!

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